陰謀論という虚構が「現実」として成立するメカニズムを、物語という形式をもって書き出した傑作
シモニーニが文書偽造をしていく過程で人間の醜い部分を発見する箇所は他人事と思えない
娯楽小説としても、意欲を唆る描写が豊富にあり読んでて楽しかった
かくいうシモニーニもユダヤ人やドイツ人、他人種への偏見に取り憑かれてて「ざまぁねえな」と思った
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
2024
- 感想投稿日 : 2025年1月2日
- 読了日 : 2024年3月30日
- 本棚登録日 : 2024年8月1日
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