本屋でふと手に取り、「韓国語は全然わからないしな〜」と棚に戻そうとしつつ背表紙を見ると……
“「わたし、通訳いりません」「判決重うなったんは、あんたのせいや」「アナタ、モウ、イイ」”
ええええっ。何この怒涛の心折りまくりワード。パラパラと中をめくってみると……
“「ところで失礼ですが、証人は普段、家では何語で話すのですか」
(中略)
「それでは、家では、お父さんとお母さんは韓国語で話して、息子さんとお母さんは日本語で話していた、ということなんですね」”(p80)
たまたま開いたところにこのセリフがあり、購入決定。レジへ直行しました。
「アナタ、モウ、イイ」は、想像していたものとは違う意味での発言でほっとしましたが、もう気分は著者の丁海玉さんになりきってしまい(←おこがましくも)、全般に渡って胃の痛い読書体験でした。
韓国語のわかる・わからないは関係ありません。“ことば”が好きなすべての人にオススメ。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
読み終わった本いろいろ
- 感想投稿日 : 2020年9月18日
- 読了日 : 2020年9月18日
- 本棚登録日 : 2020年9月18日
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