小暮写眞館 (書き下ろし100冊)

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本棚登録 : 4691
レビュー : 756
著者 :
littlebambさん  未設定  読み終わった 

元写真館の店舗付き住宅に引っ越したことをきっかけに、主人公が写真に関する謎解きに挑戦していく話。
寂れた商店街の描写や、地域に住む人々の人間関係がリアル。両親初め登場人物に変人が多いが、人物像の描写が丁寧なので、作り物のキャラではなく生きた人間の行動として納得できる。そういう点もリアル。
ただリアルなだけに、念写等のオカルトというかファンタジーな部分と、現実部分の線引きがもうひとつ呑み込めなかった。初めて読んだ宮部みゆき作品が「火車」だったので、ついゴリゴリの現実路線を期待してしまうからかもしれない。
三人称だが、地の文に登場人物の独白が頻繁に挟まる。会話部分では、会話と、地の文の独白が絡み合って多層的。少女マンガの手法に似ている。

レビュー投稿日
2018年12月30日
読了日
2018年12月27日
本棚登録日
2018年12月24日
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