サピエンス全史(上)文明の構造と人類の幸福

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本棚登録 : 5632
レビュー : 434
制作 : 柴田裕之 
あきさん  未設定  読み終わった 

イスラエルの若き軍事史研究家が書いた本で、おそらくライフワークとして宗教対立や紛争を冷めた目で観察してきた人と思われる。教養系の中では今まで読んだ中で一番面白い本だった。オバマとかも読んでる本らしい。下記、興味深い部分をうろ覚えで。
曰く、動物は顔見知りとしか意思疎通ができないため群れの最大単位はせいぜい150らしい。いっぽう人間が他の動物と異なり国などの規模なグループを形成することが出来るのは、言語や想像力があるからとのこと。皆で同じものを信じれば、双方顔見知りでなくても集団行動ができるのだ。共通の思想の代表例は宗教である。また男尊女卑のような価値観や人種差別などは基本的には統治のために人為的創り出されたものなので、普遍的な価値観ではないとバッサリ言っていて面白かった。
また人間は本来果物や木の実を採集する動物だが、途中から麦などの穀物の栽培にはまってしまい、その結果として天候リスクに振り回されたり、また摂取する栄養が偏ったりしており、人間は実は麦によって利用されているのだ、人類は麦の奴隷なのだという話があった。

レビュー投稿日
2018年1月10日
読了日
2018年1月10日
本棚登録日
2018年1月10日
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