海を感じる時・水平線上にて (講談社文芸文庫)

著者 :
  • 講談社 (1995年3月6日発売)
3.17
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本棚登録 : 131
感想 : 15
5

映画を観てから試しに読んでみたら、映画とは大きく違っていて原作がとても好き。
映画のエロさを期待したら原作は物足りないかもしれない。

映画は言葉は古いのに出で立ちは現代でちぐはぐだったしかもセックスのシーンばかり、主人公ふたりが暴力的な阿呆に見えたけれど原作だと優しさや苦悩や狂気がわかりやすくて面白かった。
ただ終わりかたが突然で全体的に短く、すこし物足りない。

しかしどうして原作の良さである繊細さを映画にしなかったんだろう〜なぜ官能的な映画にしたんだろうと悔やまれる。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 小説
感想投稿日 : 2019年1月5日
読了日 : 2019年1月5日
本棚登録日 : 2019年1月5日

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