カインの末裔/クララの出家 (岩波文庫 緑 36-4)

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本棚登録 : 156
レビュー : 23
著者 :
lmndiscrmさん 小説   読み終わった 

【Impression】
アカン、タイトルから勝手に色々想像しすぎてしまった。
誰が死ぬんやろうとかそればっかり考えて読んでた。

もしくは冒頭での様子から既にその行為を犯していたか。

タイトルとの関連があるとするなら、地主の家に行き「自分が人間なら向こうは人間ではないし、向こうが人間ならこっちが人間ではない」と考えて、馬を殺したところ。

人間だから馬を殺して生き残ろうという行為は普通なのか、人間ではないから馬を殺す行為は生存のためには普通の行動なのか。

それとも夢を断たれたんやろうか。

どっちともとれるが、「小作」という職業に関して言えば、社長の居ない会社みたい。
株主と労働者のみ。


【Synopsis】 
●どこからか訳ありな様子で一組の夫婦が放浪している。どうやら「農場」を目指しているようで、そこで小作人として働く手はずとなっていた
●このような生活には慣れているのか、到着の翌日から黙々と働く。男にはひそかに独立の夢を持っており、それに向かいお金を貯めるという予定を立てている
●しかし、一向に暮らし向きはよくならない。悪天候に見舞われ不作。男はルールを無視し利益を上げたが、赤ん坊が死ぬ、飼っていた馬が競馬によって骨折する、村の犯罪の犯人と疑われる。普段から「まだか」と呼ばれ、その風貌と性質から恐れられており、小作内においてもうまく関係を構築できていなかった。ある一家とは、確執が積み重なっていた
●そんな折、現状を打開しようと地主に対し、小作料の引き下げを願い出ることを決める。小作との関係改善と自身の境遇を良くするために。しかし、いざ函館に出、地主の生活を見て絶望する。
●帰宅した男は役に立たなくなった馬を、一時は躊躇っていた馬の殺害を実行し、皮を剥ぐ。そして小屋を捨て放浪へ向かう。

レビュー投稿日
2013年9月24日
読了日
2013年9月23日
本棚登録日
2013年9月20日
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