お医者さんは教えてくれない 妊娠・出産の常識ウソ・ホント

  • 東洋経済新報社 (2014年10月3日発売)
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経済学者である著者が、自分の妊娠・出産をきっかけに、世間に広まっている「妊婦あれダメこれダメ集」の根拠をがっつり調べてみたよ本。妊活・産活本はいくらでもあるが、これほどエビデンスがしっかり示されるものは見たことないので、貴重。以下、トリビア的にメモしておく。

・妊娠中、アルコールは1日1杯程度なら赤ちゃんへの影響はない。
・コーヒーも2杯までは影響なし。3~4杯でもまず大丈夫っぽい。
・タバコは危険
・出産前スクリーニングを行うなら、絨毛検査と羊水検査でリスクに差はないので、妊娠の早い時期に実施できる絨毛検査のほうが優れている
・赤ちゃんは羊膜嚢に包まれているので、妊娠中のセックスが危険を及ぼすことはない
・かなり頻繁に乗らない限り、飛行機での放射線被爆は影響なし
・赤ちゃんの体重は、妊婦の体重増加と比例する
・産み分け法に根拠無し
・妊娠中の運動、おおいにけっこう。ヨガおすすめ。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 科学
感想投稿日 : 2015年7月19日
読了日 : 2015年7月19日
本棚登録日 : 2015年7月19日

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