「再発見! 高校教科書」と帯の文字があった。
良くも悪くも帯通りの内容だった。
「学校の歴史の教科書をもう一度読み返してみたいな」というのなら迷わず本書を薦める。
本書は石器時代からなんと、2006年の安倍晋三内閣までの通史を一冊の本に納めてしまっているのだから、内容はまさに教科書そのものなのだ。
すごい編集力だなと思ってたら出版社は「山川出版社」とあった。なるほど。教科書メーカーさんが作ってるのか。どーりで。
悪いところもやはり教科書すぎるところだった。
日本の通史を一冊に収めているだけに、どうしても説明不足な部分がある。学校だったら「先生ー、これってどういうことですかー?」と聞けるのだが、大人になったいま、先生はいないのだ。
「もう一度歴史の教科書が読みたい」
この一点に特化した本である。
読書状況:積読
公開設定:公開
カテゴリ:
歴史
- 感想投稿日 : 2010年3月16日
- 本棚登録日 : 2010年3月10日
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