この川を辿った先に虚ろを満たすなにかがあるのだろうか。
すごく出来の良い長編怪談を読ませてもらって大満足です!
ホラー×ミステリ、というより、ミステリの手法で書かれた怪談噺と呼びたい印象。川を辿って震源を探す設定がワクワクを誘い、あいだに入る各怪談も"らしく"て実話怪談好きとしても満たされる。
怪談、登場人物が無駄なく繋がっていく気持ちよさはミステリの快感であり、このふたつのジャンルの相性の良さを再確認した。
三咲とカナちゃんのキャラクターが特によく、幸せにはならなくても、この先も良い関係を結んでいけたらと願う。
怪談語りするのも好きなので、作中で怪談シーンが来るとそこだけ朗読で読んでみたりしました。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
ホラー
- 感想投稿日 : 2024年11月29日
- 読了日 : 2024年11月29日
- 本棚登録日 : 2024年11月21日
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