連続放火事件という出来事を縦軸に3人の幼馴染の視点から書かれたそれぞれの物語が読者を混乱させる。罠に掛かる消防士、真実を追う刑事、追い詰められ行く放火魔の語りから事件の真相と考えられるものが次第に見えてくる。ただこれの本当に凄いところはその真相が最後に次々にひっくり返されていくところ。章が変わるどころかページをめくるごとにくるくる見える形が変わっていく様はもう何がなんだか。
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ミステリ
- 感想投稿日 : 2005年2月11日
- 本棚登録日 : 2005年2月11日
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