この本は思春期について発達段階を踏まえての解説本になっています。
看護の学校で習った発達段階ですが、いまいち理解につながらなかった・・・・けれど、この本で思春期の「アイデンティティの確立」がわかりました。私自身の思春期に重ね合わせて読むことでより、「なるほど」につながりました。
だから、パパ・ママ世代だけでなく、若い人にも読んでほしい。 文章は凄く優しいし、サラサラ読めます。大体の内容が見開きでまとめられているし、作者自身の経験なんかも織り交ぜてあるので面白い。 娘さんの「よい子の仮面」に気付けなかったという苦い経験もあって、「専門家でもそうなんだぁ・・・」とほっとしてみたり。
子供を育てることは、とても大変な事。 でも「どうして」そうなるのかを知れば、悩みの解決につながります。 思春期の頃なんか、親である自分自身も忘れているか、本当はどうしてほしかったのか分かっていないモノです。 それが尾を引いて、家族不和になっているところも沢山あります。 だからこそ、こうした本が必要なのでしょう。
そんな参考に是非。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
life
- 感想投稿日 : 2012年5月21日
- 読了日 : 2012年5月21日
- 本棚登録日 : 2012年5月21日
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