魔女のソナタ: 伊集院大介の洞察 (講談社文庫 く 2-25)

著者 :
  • 講談社 (1998年11月1日発売)
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感想 : 7
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何かの書評にはレズがどうしたとかその手の世界の描写ばっかりで読むに値しないみたいな書かれ方だったらしいと功が言っていたが、読んでみるとそんなことはなかった。栗本さんがその気になってその世界のことを書き始めたら、こんなもんではないのだ。翼あるものとか、真夜中の天使とか、あの路線とは確かに違う。でも、伊集院さんが出てくるほどの話ではない気がする。設定に無理があるというか、どこかで使われた……それこそ仮面舞踏会のときと同じ状況じゃないか?今回の被害者は(以前書かれたカルメン思い出した)本当にそんなことでは死にそうにないタイプだ。一応結論が出た後にも私には疑問が残る。精神的な仕掛けによる犯罪を暴くみたいなんじゃなくって、もっとスリリングな謎解きものが読みたいな。薫くんの世界なのかな?そういうのって。'96

読書状況:未設定 公開設定:公開
カテゴリ: 栗本薫
感想投稿日 : 2005年7月21日
本棚登録日 : 2005年7月21日

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