女王国の城 下 (創元推理文庫)

著者 :
  • 東京創元社 (2011年1月28日発売)
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本棚登録 : 114
感想 : 7
3

シリーズ最長編となる第4作。前編の感想でも述べたけど、切れ味が前3作に比べて今ひとつ。まず、密室トリックが平凡。というよりも、そもそもそれでは密室と呼べないでしょう、といったオチ。それからクローズドサークル。前3作は物理的に不可能という設定(孤島や橋が落ちた、など)だったけれど、この作品では単に電話への接続を邪魔されている、あるいはバスで道路を封鎖されているだけ。これは物足りない。しかも最後にわかる代表が姿を見せなかった理由も「それだけですか?」といった印象を拭えない。それを理由にクローズドサークルを作らざるを得なかったというのは、そもそも無理がありすぎだ。
最後の長編となる第5作では、以前の冴えを見せてくれることを期待している。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 和書(ミステリ)
感想投稿日 : 2012年12月22日
読了日 : 2012年12月21日
本棚登録日 : 2012年12月21日

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