南の子供が夜いくところ

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本棚登録 : 840
レビュー : 168
著者 :
希羽さん 小説(ファンタジー)   読み終わった 

いつも新刊を秋頃出されるのに、今回は出ないな~と思ったら2月頃に出ていたという。
それはさておき、今回も素敵な話だった。
恒川さんの作品は「非日常が日常として文章に溶け込んでいる」ことに魅力があると思う。
勿論話の中で非日常は「不思議」として記述されているのだけれども、例えば見た目若いけれども実は120歳のユナが当たり前の「日常」として普通に溶け込んでいる空間――例えばティユル氏が何故そんな姿になったのかという根本に触れることなく、ただそこにいたのを見つけたという非日常のみ描写される空間――ありとあらゆるところに非日常に隠された(読み手にとっての)不思議を綺麗にまとめあげ、且つそれを読み易い文体で記述していくのだから、作品の空気に惹かれるタイプの私にはたまらない。

100%謎の解明を求めるタイプには一寸不完全燃焼だろうが、童話が楽しめる人ならオススメ。

レビュー投稿日
2010年3月12日
読了日
2010年3月12日
本棚登録日
2010年3月12日
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