86冊目『魔法のホウキ』(クリス・ヴァン・オールズバーグ 著、村上春樹 訳、1993年6月、河出書房新社)
”色彩の魔術師”と呼ばれる絵本作家オールズバーグだが、本作ではパステルカラーを封印し、全編セピアカラーによるイラストで物語を紡いでいる。ホウキの形を模したかのような縦長の大型版で、そのサイズ感を巧みに利用した立体感のあるイラストの数々は額に入れて飾りたい程に魅力的。ストーリーも茶目気があり、とても可愛らしい作品である。
〈ホウキは深々とお辞儀をし、暖炉に薪をくべ、それからまた違う曲を弾きました〉
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
絵本:ファンタジー
- 感想投稿日 : 2024年7月3日
- 読了日 : 2024年7月3日
- 本棚登録日 : 2024年7月2日
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