ベタ中のベタというか。男の人がこういうものをこういう風に書くとは思っていなかった。ただ大石圭がやはりあいてに女性らしさやそのずるさを見つけようとしているように感じた。女性のようだとか綺麗さだとかに惹かれる主人公を見るのはなかなかに面白かった。
ただ綺麗だったというだけで急にそうなるものだろうか。むずかしいな。
ただラストはあぁよかったなと思った。
弥生はこれから自分の生き方をまるっきり変えないといけないが彼と一緒ならやっていけるのではないだろうかと思えた。
ちなみに弥生の世界観は面白かった。これをダイレクトに書いてしまったのはすごい。常に付きまとう自傷観や被害者観念、自身へのあきらめと哀れみ。目が痛くなるようなヒロインだった。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
小説
- 感想投稿日 : 2013年12月12日
- 読了日 : 2013年12月12日
- 本棚登録日 : 2013年12月12日
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