好きな本ですね。
10数年以上前に出て、暫く後に面白いよと薦められ、探して読もうと思ったのですが・・・
メジャーな出版社から出ていたにも拘らず、書店で見ない、図書館で見ない・・・で、さがしてやっと読めました。
ロシア文学の翻訳家である湯浅芳子と共産党の宮本顕治の妻であり、作家である宮本百合子の愛の日々を湯浅側から語ったノンフィクション・・・でしょうか。
読んでいて胸が痛かった・・・と感じるのは、トランスセクシャルを差別対象視しての同情。という浮薄な感情であるのかもしれないが、互いを成長させ、支える精神的な愛を求めての齟齬が痛々しい。
ただのレズビアンのノンフィクションとは思わずに読んでほしい本かも。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
文学(評伝・概論など)
- 感想投稿日 : 2011年10月23日
- 読了日 : 2012年9月12日
- 本棚登録日 : 1999年11月30日
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