反応しない練習 あらゆる悩みが消えていくブッダの超・合理的な「考え方」

著者 :
  • KADOKAWA/中経出版 (2015年7月31日発売)
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本棚登録 : 13003
感想 : 859
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ブッダのクールな考え方を基に書かれた本。
人が悩んだり苦しんだりするのは、日々起こる出来事に反応してしまうせいで、反応さえしなければ、苦しむこともない。
人の持つ“求める心”が7つの欲求に枝分かれして、その欲求を無視して生きることは無理だけれども、その中の“承認欲”をコントロールできれば、自分は自分、という生き方ができる。

反応しない。
まぁ、難しいんだけど。笑
反応していないつもりでも、ついつい反応してしまうのが人間という生き物。
でも承認欲に人が振り回されるっていうのはよく分かる。最たるものはSNSとか。いいね!してもらうために行動する人たちも実際今はけっこういるのだろうし。
最初からその世界や感覚を知らなければ、変な孤独感(勘違いかもしれない)を感じる必要もないと思う。

読んで、あぁなるほど、と思う箇所はありすぎるほどあったけど、それを自然に自分に取り入れるのは時間がかかりそう。
けど、変に悩んだり落ち込んでしまいそうなときに、どうにかなるさ!という適当さを持つことは意識できるかも。
そういうことって下手に他人には言えないけど、自分に言い聞かせることはできるし、それを続けていけば反応しないという境地に近づけるのかもしれない。

読み物としてとてもおもしろかった。
ブッダの本も関連として気になり始めている。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 新書・実用書
感想投稿日 : 2019年1月16日
読了日 : 2018年9月13日
本棚登録日 : 2019年1月16日

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