雷の季節の終わりに

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本棚登録 : 905
レビュー : 197
著者 :
鈴代さん  未設定  読み終わった 

現世から遠く隠れて存在する
地図にもない小さな町、穏。
そこで暮らす少年、賢也にはかつて姉がいたが
雷の季節に行方不明となった。
賢也は「風わいわい」という
物の怪に取り憑かれるが…

「穏」という名とは裏腹に当たり前のようにある
陰惨な儀式や習慣。墓町や不気味だけど
どこか惹かれる独特な世界観が楽しめました。

キュウちゃんやナギヒサ、茜の義母の沙智子
鬼衆のトバムネキなどの違うんだけど
共通するような気味の悪い悪意、おぞましさ。
その一方で「風わいわい」の透明感や
墓町の物悲しさがとても良い…
謎が謎のまま不気味に終わる
幻想ファンタジーかと思ったら
思いのほか綺麗に収まって良かったです。

レビュー投稿日
2019年1月19日
読了日
2019年1月19日
本棚登録日
2019年1月19日
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