「ふくわらい」の時にも思ったけど
西加奈子の本は痛々しく、心にズシンとくるのに
読み終わった後、なんて希望に満ちているのだろう。
途中までふわふわしていたので
読む手が止まってしまっていたけど
後半にかけて一気に展開して夢中で
読んでしまった…
幸せな時間の描写があたたかかっただけに
お兄ちゃんのあたりからは本当に辛くて…
そんな中で唯一の希望、絆、幸せの形であるサクラ。
最後、サクラを助けようと「どこかいかれた」ように
車で街中を走る家族。その疾走感。
涙が出た。
「ボール!あの、軽やかな跳ね!」
西加奈子の他の作品も読んでみようと思う。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2013年5月21日
- 読了日 : 2013年5月21日
- 本棚登録日 : 2013年5月21日
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