誰が読んでいるのかほとんどわからない、石原慎太郎の小説を一年かけてあえて読んでみようという企画。文章はひどいし内容は滅茶苦茶だし、推敲もろくにしていないような書き飛ばしのゴミの中にも、ごくまれに光るものがあるという「発見」を、石原大嫌いの豊崎氏がやっているのがおもしろい。(いないと思うが)研究者にもかなり役立つ本になっていると思う。本自体も誤植がほとんどなく、丁寧につくられている。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
和書
- 感想投稿日 : 2015年4月15日
- 読了日 : 2015年4月15日
- 本棚登録日 : 2015年4月15日
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