無惨百物語 みちづれ (2) (角川ホラー文庫)

  • KADOKAWA (2016年7月23日発売)
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本棚登録 : 81
感想 : 13
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自衛隊関係の怪談がなかなか興味深い。まだまだ出てくるはずだし、集まっているはずです。当然、書けない語れないものも。

「ころりさま」がとても哀しく、そしてとても怖い。時代と言ってしまえばそうだけど、個人の負担を考えると一概には、批判否定はできないなぁ。
「揚羽」の乾燥した恨み。時間たって風化しているとはいえ、復讐心の怖さ。復讐のための熟年離婚っていうのは、こういう怖さだなと思います。

怪異に気づかれるというのは、やはり怖いですね。代表的なのが「ゴンドラの獣」。コンタクトできないから、他人事と面白がっているのに、それが覆される驚愕。
心霊スポットめぐりは、するもんじゃないです。
したことないけど。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
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感想投稿日 : 2017年5月1日
読了日 : 2017年5月1日
本棚登録日 : 2016年8月16日

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