機動戦士ガンダム ポケットの中の戦争(1) (角川コミックス・エース)

  • KADOKAWA (2022年2月26日発売)
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感想 : 1
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「ポケットの中の戦争」のコミカライズ。
漫画の方では、OVAの前日譚から始まります。北極基地襲撃よりも前、サイクロプス隊が特殊部隊ということを見せつける開幕です。

「ポケットの中の戦争」というと、やはりラストシーンですよ。あの結末どうするのか。小説版だとバーニィ生き残っているのですが、どうするんだろう。
正直、バーニィの死を経験することによって、アルは戦争を体験し成長するので、死ななければいけないとは思うのですが、はてさて。

OPは名曲「いつか空に届いて」。まだ夢と希望だけを握りしめて走り続けていられる少年の歌。その日々の終わりはいずれ訪れるけども、アルの場合はバーニィとの別れでした。バーニィと過ごした日々が、夢と希望をどこまでも高みに、昇りに昇った末に突きつけられた現実。
その現実は、徒労と片づけられてしまうという悲しさ。また、それはアルにとっては悲しみだけど、多くの人にとっては滑稽さも混じってしまうというのが、さらにアルの悲しみを増やしてしまう。

なんか読むのしんどくなってきたな。ページをめくることを止めてしまうと、その時の感情が消化されずに深みにハマってしまうことがあるから、しんどくなることがあるのです。なまじOVAで知ってしまっているだけに、やばいかもしれない。
それが楽しみではあるのだけど。
ビデオレターとかやばいかもしれない。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2022年4月8日
読了日 : 2022年3月9日
本棚登録日 : 2022年3月9日

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