グラゼニ第一部完。
「グラウンドに埋まった銭を掘り起こす」という意味のタイトルのこの漫画。
契約もめる→ポスティングでメジャー→メジャー契約ならず出戻り、と数巻続いてきたこの流れ。
「銭」という観点では一番この漫画らしい話だったと思いますね。
選手も球団も代理人も、野球というプロスポーツで生活している以上、誰もが「グラゼニ」を狙っているわけで。
コージ・ウエハラが言ったように、周りでもうけようとしている人間が蠢く選手になったわけです。
「銭」だけで回ってる社会となると、殺伐とした血も涙もない社会と思わせがちですが、そこには当然のように故人の考え感情が混ざりこんでくるわけです。「銭」と「情」が混ざり合っていrから、ストーブリーグ面白いんでありますね。そうでなければ、選手の移籍に目くじら立てたり、男気感じたりはしないですから。
凡田の移籍の決め手が「女」という所が、「銭」だけではないと言っていると思います。
ま、将来設計図という「銭」でもあるのですが。それは穿ちすぎというものでしょう。
ヤクルトファンなので、スパイダーズからモップスへ移籍というのが、気に入らないですけどね。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2015年8月14日
- 読了日 : 2015年8月14日
- 本棚登録日 : 2015年2月10日
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