天地明察

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本棚登録 : 9316
レビュー : 1784
著者 :
Manabさん 文学   読み終わった 

歴史に疎く、「大奥」や「龍馬伝」のドラマを見て、ようやく歴史に興味が湧いたくらいの知識の私でもスラスラ読めた時代小説。

もちろん渋川春海という人物がいたこと、算術が流行っていたこと、囲碁と幕府の関係などは知らなかったので、まるで未知の世界に足を踏み入れたようだった。(まぁ、江戸時代に生きたわけでもないから知っていても既知とは言い難い。)

算術から囲碁、天文学とめくるめく魅惑の知の世界を垣間みる。学ぶことが楽しくなるような渋川春海のひたむきさに、こんな偉人がいたのかと驚く。そして彼を囲む天才たち。特に保科正之の描写には、私まで平伏してしまいそうになった。清廉でありたいと思った。本当にこのような人々がいたのか。先人をみて、先の我が世を想う。歴史を知る事がまた楽しくなった。

小説から歴史を学ぶことがこんなに面白いとは。
味気ない教科書に色をさしてくれる時代小説の1つなのではないでしょうか。

レビュー投稿日
2012年8月1日
読了日
2012年7月30日
本棚登録日
2012年7月30日
4
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『天地明察』のレビューへのコメント

猫丸(nyancomaru)さん (2012年8月1日)

「清廉でありたいと思った。」
私も「天地明察」を読むまで全然知らなかった人が一杯出てきたので、落ち着いたら読んでみようと思って検索しましたのが、、、
中村彰彦「名君の碑―保科正之の生涯」文春文庫
面白いかなぁ?

Manabさん (2012年8月11日)

保科正之の生涯、気になりますね!私も関連書読みたくなりました!

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