螢・納屋を焼く・その他の短編 (新潮文庫)

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本棚登録 : 5144
レビュー : 416
著者 :
m89ciyさん  未設定  読み終わった 

「踊る小人」「納屋を焼く」が特に楽しめた。
小人がからだに取り付いている間、喋ってはいけないのだが、小人の力で口説いている女は、早送りしたように腐り落ちていく。声を出しそうになり、乗っ取られるのではとハラハラした。そして、ウジだらけの顔に唇を突っ込み、キスをした時のすべてが戻るその瞬間。平穏な凪の風が吹く星空の下の2人を想像して、とてもホッとした。やはり、村上春樹は、鬼気迫る展開を書かせると素晴らしい。

また納屋を焼いてまわる、『ダンスダンスダンス』の五反田くんみたいな人もいて良かった。

『ノルウェイの森』は、好きどころか嫌いな部類の作品なのだが、「螢」は良かった。いまノルウェイの森を読んだら印象が違うかもな。
まだ突撃隊の名で呼ばれていない同室人がでてくる。

レビュー投稿日
2014年8月18日
読了日
2014年8月18日
本棚登録日
2014年8月18日
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