The Poet (Jack McEvoy, 1)

著者 :
  • Grand Central Publishing (1997年1月1日発売)
3.67
  • (2)
  • (4)
  • (6)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 16
感想 : 3
4

刑事である双子の兄ショーンが死んだ。新聞記者の弟ジャックがその謎を追ううちに、殺人課刑事たちが自殺と見せかけられて殺されている事件が頻発していることが判明する。現場にポーの詩を残していくことから、FBI捜査チームから「ポエット」という名で呼ばれる犯人とは……。
ジャックとともに事件を追うことになる読者は、マスコミという職業によるずるさや、家族関係による劣等感など、彼の欠点をたくさん見せられる。いわゆる旧来のヒーロータイプの主人公ではない。多くの殺人事件を取材してきたことによる洞察眼だけが、ジャックの武器だ。
話が進むうちに、ジャックの勘の冴えに感心し、心の動きにほろっとし、少しずつ親しみを増してゆく仕掛けになっている。意外といいやつかもしれない、と。
そして最後に、読者は犯人がどうやって殺人を犯したのか、ジャックとともに知ることになるのだ。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 洋書
感想投稿日 : 2010年10月19日
読了日 : 2010年10月18日
本棚登録日 : 2010年7月27日

みんなの感想をみる

コメント 0件

ツイートする