私の感じるところでは、大江健三郎の文体は非常に冷淡でありながら、吐き気を催すほど生々しく肉薄してくるところがある。
読むという行為を、ただ読むという行為に収めさせないほどの膂力を感じる。他の作家でも感じなかった訳ではないが、この程度は初めてだ。
今まで彼の本を読んでこなかったことを後悔している。他の著作も読んでいく。
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- 感想投稿日 : 2023年4月11日
- 読了日 : 2023年4月14日
- 本棚登録日 : 2023年4月4日
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