死者の奢り・飼育 (新潮文庫)

著者 :
  • 新潮社 (1959年9月29日発売)
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私の感じるところでは、大江健三郎の文体は非常に冷淡でありながら、吐き気を催すほど生々しく肉薄してくるところがある。
読むという行為を、ただ読むという行為に収めさせないほどの膂力を感じる。他の作家でも感じなかった訳ではないが、この程度は初めてだ。
今まで彼の本を読んでこなかったことを後悔している。他の著作も読んでいく。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2023年4月11日
読了日 : 2023年4月14日
本棚登録日 : 2023年4月4日

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