古代から現代にかけての日本の外交と交易の歴史を一気通貫で書いた解説本。
外交と交易に絞って一気通貫に日本の歴史を解説、つまりは世界史と日本史の接続部分に絞って解説した、というコンセプトは良い本だと思う。
この意味で、個人的に今まであまりカバーできていなかった、古代から中世の織豊時代の前までは面白かった。

ただし、マイナス点が2つある。

一つは、各時代の外交・交易に関係する歴史上の出来事を解説する際に、古い学説や俗説が結構目に付くこと。特に近現代は顕著であり、2010年代の歴史関係の書籍としては、かなりいただけない。

もう一つは、解説には必要のない、筆者の主観による現代政治批判と歴史上の人物・組織・政権非難が目に付くこと。非難の文量自体は多い訳ではないが、近現代では結構目立つ。

2018年9月29日

読書状況 読み終わった [2018年9月29日]
ツイートする