ムーミンパパ海へ行く (講談社青い鳥文庫 (21‐7))

  • 講談社 (1985年7月10日発売)
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感想 : 13
5

これは児童文学ではない。
冒頭の文章がすごい。
「ムーミンパパはしょんぼりと庭を歩きまわっていました。なにをしていいかわからなかったのです。なにしろしなければならないことは、自分かほかのものがもうすっかりやってしまったように思えたもの。」
絶望から始まる児童文学はいままでみたことない。
そして内容が私の年くらいで哲学的な考えが好きな人じゃないと受け入れられない暗さ。
もはやこれは哲学書だ。

ムーミンママが狂ってトリップしてしまった時は悲しくて読むのを休んだ。
人が普段の生活からかけ離れた場所に来た場合の極限状態が描かれた一冊。

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感想投稿日 : 2008年7月19日
本棚登録日 : 2008年7月19日

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