九十九十九 (講談社文庫)

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本棚登録 : 858
レビュー : 108
著者 :
mai0826さん 小説(ミステリー)   読み終わった 

舞城王太郎の九十九十九は、やっぱり舞城王太郎の九十九十九でした。
てか、加藤九十九十九って! 名字、別にあるのかよっ、みたいな。

キャラも全然違うしね。

あたしとしては、舞城王太郎の九十九十九の方が好きです。
というのも、清涼院流水の九十九十九は、なんか人間味がない。
で、それゆえにあまり魅力的とは思えないのだけど、舞城王太郎の九十九十九は、それとは違って、全然完璧でなく、悩んだり、迷ったり、困ったり、いろいろ「ふつー」だから。
とはいえ、清涼院流水の九十九十九とは違う意味で、人間を逸脱している感は否めないけど(目玉の取り外しが出来たり…)。

ストーリーの方は、ん〜…ぐちゃぐちゃ?
九十九十九がいっぱい。
舞城王太郎のこういうジャンルの本の書き方は、考える暇を与えないくせによく考えないとわかんない、っていう…。

その複雑ぐあいは、もう、目次構成で一目瞭然です。
1章→2章→3章→5章→4章→7章→6章。
目次で章を入れ替えるって、初めて見た。
びっくりです。
単純に入れ替わってるだけだったら、まだ混乱しないけど、これは…この書き方は…そりゃ、何人もの人が「5章以降わからなかった」って言うわけだ…。
興味がある人は直に読んでみて下さい。
この複雑加減は、読まなきゃわからないのです。

さて、長くなってきたので、最後に、この本の主題とはまったく関係ないところで一番おもしろかったとこ。
それは、清涼院流水のJDCメンバー、それぞれの推理法に対する記述です。
みんなそう思ってて、言わずにいたのに…みたいな。
抜け駆けちっくです。
…でもこれも、あたしがここで引用するより、直接読んだ方がおもしろいと思うので、JDCについて多少知っていて、興味がある方は、書店で流し読みでもしてください。

レビュー投稿日
2013年10月16日
読了日
2007年2月25日
本棚登録日
2007年2月25日
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