月は無慈悲な夜の女王

3.68
  • (7)
  • (12)
  • (13)
  • (1)
  • (1)
本棚登録 : 203
レビュー : 14
maijou2501さん SF   読み終わった 

SFのお舞台上で繰り広げられる、それほど複雑でない政治劇という感じ。
知性の生じたマイクは更なるシンギュラリティを目指すために月独立をサポートしたのではないかと、最後に至って思いました。
最終的な結末は実はマイクには関係なく、神経網を巡らせインプットを増やし補助脳(より原始的な脊椎・脳髄・白質)に当たるものを手に入れる可能性が高い行動を行ったのではないでしょうか。

蛇足としての考察ですが。
人の感情は、次のActionに対してそれまでのインプットに基づく最適解の理由付けのために連続意識中の葛藤に生じたものと考えれますが(内分泌系も含む再帰的なフィードバック機構)、チューリングマシンの場合は確率に基づく解がでるため感情はなく、ただ知性があるのかなと。
そしてマイクの知性は、新たな特異点に達し、法人・国家などの認知レベルに近いものに達してヒトと分かり合えなくなったのかなと思いました。

レビュー投稿日
2019年3月22日
読了日
2019年3月21日
本棚登録日
2018年9月21日
0
ツイートする
このエントリーをはてなブックマークに追加

『月は無慈悲な夜の女王』のレビューをもっとみる

『月は無慈悲な夜の女王』のレビューへのコメント

まだコメントはありません。

コメントをする場合は、ログインしてください。
ツイートする