女性と子どもの貧困 社会から孤立した人たちを追った

  • 大和書房 (2015年12月18日発売)
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感想 : 19

女性とこどもは同時に語らないわけにはいかない。
シングルマザーの児の困窮はやはり進学率につながり、次の世代へ貧困としてつながっていく可能性がある。
熊本のこうのとりのゆりかごの実態について、丁寧な文章で知ることができた。
貧困、虐待へのつながりもやはり生じてくる。
社会が弱者を支え、こどもを社会全体ではぐくむ仕組みが幾重にもなっている必要がある。細い細い蜘蛛の糸をたどっていくような安全策では、ぎりぎりの中で慎ましく生きている家庭を手前で救うことは困難だ。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 実用本
感想投稿日 : 2016年11月2日
読了日 : 2016年11月2日
本棚登録日 : 2016年11月2日

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