ドゥパティ片手にハンモックに揺られながら...♡

開高健ノンフィクション賞受賞作ということで軽い気持ちで手に取った一冊。気付いたら夜通しで読んでいた。

お名前しか存じ上げなかった栗城さんだけれども、彼と向き合った人たちの言葉を追いながら、時に言葉を失い、時に心が震え、時に涙しながら読み進めた。帰らぬ栗城さんについて、そんなふうに書かなくても、そこまで言わなくてもと思う場面も少なくなかったけれど、著者である河野啓さんが一人称で語った栗城さんは生々しいほどに人間味に溢れていた。

大きな孤独を必死に隠しながら、この社会の生きづらさと闘い、生きる意味を問い続け、誰かに必要とされたいと強く想う。

救えたはずの命だったのかもしれないと思わずにはいられないけれど、栗城さんの意思を静かに尊重することで追悼の意を込めたいと思います。

2020年11月28日

読書状況 読み終わった [2020年11月28日]

もっと早く読めばよかったと思う反面、今このタイミングでなかったらこんなにも心に響かなかった一冊。これまで言語化できなかった思いを刺激されて、ようやく一歩踏み出せそうな予感。

「苦悩という情動は、それについて明晰判明に表象したとたん、苦悩であることをやめる」(スピノカ『エチカ』)

2020年8月5日

読書状況 読み終わった [2020年8月5日]
カテゴリ 洋書

「つらいことや悲しいことがあり、自分を道端にころがっている小石のように感じる時、人は自分をどのように支えるのか?今回はつらい場面の描写だけではなく、それを乗り越えた瞬間にパッと輝く喜びの表情を記録したいと思うようになった。」

『小さな喜びを糧に』
二分脊椎症と水頭症を併発して生まれてきた息子について語られた言葉で息が詰まりそうになった。
「なんていうかな、将来のことを考えては今日は生きられないってことなんです」

『ブロンクス生まれのウェイター』
人に親切にすること、お洒落をすること。彼の生活信条は至って単純だけど、その単純な生活信条が日々を生き生きとさせる。

『タイムマシーンに乗って』
「学校でいじめられても、家に帰れば親は普通の子として扱ってくれる。ホッとする。」そうなの。心配されたくないし、気も遣われたくない。ただ普通の子としていられる唯一の場所が家だった。

『ロボットの部屋』
私がミニマリストにならない理由。
「これを持ってるとその時代のことを忘れない。遺産みたいなものです。」

『復讐のマウンド』
まさに七転び八起き。もちろん彼の精神的な強さもあるんだけど、コーチや奥さんあっての復讐劇でもあるよね。周りの人は自分を写す鏡。
「後ろを振り返っても過去はついてこない。前を見て切り開いていこう」

『リコン日記』
翠の心情や行動が生々しくて読むのが苦しかった。でも最後、とても短い一文なのだけれど意志の強さと清々しさと軽快さが感じられて胸にガツンと来る。

『天安門から遠く離れて』
終始イライラしてしまった。でもこれって決して小説の中の話だけじゃなくてこういう視野も心も狭くて人間の器が小さすぎる人っているよね。自分は臆病だしいまの仕事を失いたくないっていう台詞も頭に来たけど、とてもリアル。

『わたしはリカちゃん』
これを否定されたら生きる意欲を失ってしまう、それでも世間は否定的で誰も自分の欲望を肯定してくれない。

『愛想笑い』
ごますりごますり。

『六十八回目の恋愛』
「人の気持ちは努力でつかめないでしょう?」
「メジャーになって、自分のランクが上がって、もうここでイイと思った時に、自分の女を決めたいんだ」最低。

『インポテンスの耐えられない』
ゴメンナサイ。

『実演販売の男』
孤独な杭、かぁ。

『黄昏時』
なんか、いい。残された時間を心地の良い距離でそれぞれが大切に過ごす。
「なるべく、楽しいことは一緒にやろうと思って」

『子殺し』
「つらい体験からテーマをつかみ出し、自分の研究や表現の対象とすることができたら、その時にはもう、人はつらい体験から一歩遠のくことができている。」
最近読んだルポタージュ「聖なるズー」を思い出した。私が目指すところでもある。

『我にはたらく仕事あれ』
お父さんの静かな応援が心に染みます。

『会社がなくなった』
「好きな仕事ができ、仲間を信頼できて、会社を愛せることがどんなにすばらしいことかがよくわかった。失ってはじめてわかることがたくさんある。」
こういう時期だからこそなおさら心に響くお話。

『キャッチ・セールス』
うーん。

『大晦日』
「違うわよ。結婚したい。毎日一緒に暮らしたいわよ。でも、一緒に暮らしたら、あなたはいまのように私を愛してはくれないのよ」
そうなのそうなの。

2020年5月31日

ネタバレ
読書状況 読み終わった [2020年6月15日]
カテゴリ 和書

編集者の女性が売れっ子作家の『カササギ殺人事件』の原稿を自宅で読むところから始まるのだけれど、何が面白いってこの作中作が丸ごと収録されていること。そしてこの作中作こそがアガサ・クリスティへのオマージュ作品。舞台はイギリスの田舎の小さな村のお屋敷、動機がありそうな容疑者はほぼ全員、皆何かを隠している様子というお決まりの設定で名探偵が謎を紐解いていく。ただ、編集者が手にしていた原稿は完全なものではなくて、残りの原稿の行方を探すというのがもう一つの謎解き。

まさにミルフィーユ仕立ての一冊でした。久しぶりにミス・マープルが読みたいな

2020年5月30日

読書状況 読み終わった [2020年5月30日]
カテゴリ 洋書

ドラマ大好きだったなぁ。このドラマの影響でアンティーク調の鍵のネックレスに憧れていたのを思い出した。

2020年5月14日

読書状況 読み終わった [2020年5月17日]
カテゴリ 和書

動物性愛というテーマがテーマなだけに、受け取り方に個人差が出そうなのでおすすめしにくいけれど、根源的な価値観が揺らぐセンセーショナルな読書体験でした。性暴力の被害者である筆者が、セクシュアリティを研究する中で自分の過去と向き合おうとする姿、彼女の脆さや強さを目の当たりにしながら共に少しずつ歩を進めていく感覚で苦しくもあったルポタージュ。読み終わって3週間、ようやく振り返れた。

2019年開高健ノンフィクション賞受賞作品。

2020年4月10日

読書状況 読み終わった [2020年4月10日]

「愛する気持ちを胸に宿したとき、私たちが手にしているのは悲しみの種子である。その種には日々、情愛という水が注がれ、ついに美しい花が咲く。悲しみの花は、けっして枯れない。それを潤すのは私たちの心を流れる涙だからだ。生きるとは、自らの心のなかに一輪の悲しみの花を育てることなのかもしれない。 」

新年早々、人生でベスト10に入る本を見つけた。ずっと秘めていた自分の中にある悲しみについて、ここまではっきりと言語化されたのは初めてで、心がだいぶ楽になった。コトバの力。

2020年1月16日

ネタバレ
読書状況 読み終わった [2020年1月16日]
カテゴリ 和書

原田マハさんの作品を読むと美術館に行きたくなる。美術館に行くと原田マハさんの作品が読みたくなる。モネ、マティス、セザンヌ、ドガとその周辺の人物たちにまつわる短編集。彼らの恋模様だったり、友情だったり、日々の葛藤だったり、これを読むと彼らの存在がぐんと近くなる。

いつの日か、大きなダイニングルームと、季節とりどりの花が咲き乱れるお庭と、光溢れる絵画があるお家に住みたい。

2020年5月19日

読書状況 読み終わった [2020年1月3日]

サバイバリストの家庭で育ち、父の方針で学校に行ったことがなかったタラが、自らの意思で大学に進学し、博士号を取得するまでを描いた自伝。一見サクセスストーリーかと思いきや、タラが次第に父の教えに疑問を抱き父や家族と疎遠になっていく様子を読むのは辛かった。離れていく娘を心配し気遣う一方で、これまでの生き方や考え方を曲げることができない両親。父や兄からの物理的・精神的支配から逃れ、ようやく自由を手に入れたタラは、家族や故郷に後ろ髪を引かれる思いの自分と葛藤する。愛する人と信条を異にする時、何を守るべきなのか。

2019年8月5日

読書状況 読み終わった [2019年8月5日]
カテゴリ 洋書

努力は反復と継続。

2019年7月25日

読書状況 読み終わった [2019年7月26日]
カテゴリ ビジネス書

短編小説があまり得意でない私がどっぷりハマった『満願』を思い出す短編集。「ありがとう、ばぁば」のラストの衝撃と言ったら。鳥肌が止まらない。

2018年12月6日

読書状況 読み終わった [2018年12月7日]
カテゴリ 和書

思ったこと、感じたことを表現する言葉が見つからない時、人は不安になるのではないかと思う。

2018年8月4日

読書状況 読み終わった [2018年8月4日]
カテゴリ 新書

加賀恭一郎シリーズ④

2017年8月31日

読書状況 読み終わった [2018年5月23日]
カテゴリ 和書

加賀恭一郎シリーズ②

2017年8月31日

読書状況 読み終わった [2018年4月29日]
カテゴリ 和書

加賀恭一郎シリーズ①

2017年8月31日

読書状況 読み終わった [2018年4月26日]
カテゴリ 和書

"Miss you already"

2017年12月15日

読書状況 観終わった [2017年12月14日]
カテゴリ 映画

小説=読書=読む時間をつくるもの
ビジネス書=多読=投資活動、読むことで時間ができるもの

>「本は最初から最後まで、じっくり読むものである」という常識を捨てることが、多読の第一歩

2017年10月13日

読書状況 読み終わった [2017年10月13日]
カテゴリ ビジネス書

自分の気持ちを見て見ぬふりして、自分が本当に手に入れたいものから目を逸らして、そうして大人になってしまった圭祐、みひろ、裕太。

大切な人を守るのが自分の責任だと強く信じ、「兄」であり続けようとする圭祐。

誰かに守られたいんじゃなくて、一人の女性として向き合ってほしいみひろ。

大好きなみひろを目の前にその思いを伝えられず、いつまでも彼女を待ち続ける裕太。

そんな三人が自分の思いを抱えきれなくなったとき、彼らの生活が静かに壊れ、それぞれが自分の罪に苛まれることになる。

みひろのことを最後まで好きになれなかったなあ。マリアの罪の償い方が潔かったからこそなおさら。

2017年6月5日

読書状況 読み終わった [2017年6月5日]
カテゴリ 和書

自然によってもたらされた惨事を、残酷なまでに美しく撮った映画。実話に基づいたストーリー。

この映画に登場する家族はハッピーエンディングを迎えられたけれど、この家族を含め、今でも深い悲しみが癒えずにたくさんの人が苦しめられてるんだろうなぁ...。

邦人保護・支援のために被災地を練り歩いた人たちの中にも、あまりにも大きな心理的負担から日常生活に戻れなくなる人もいたくらい。

ズシリと重い映画だったけど、definitely one of the must-watch movies.

2017年1月17日

読書状況 観終わった [2017年1月17日]
カテゴリ 映画

Flashlight大好きだからそのためだけに観た作品。でもPitch Perfect 1の方が断然よかったなー。

2016年2月16日

読書状況 観終わった [2016年2月16日]
カテゴリ 映画

上野樹里の魅力が詰まった作品だと思う。

2016年2月16日

読書状況 観終わった [2016年2月16日]
カテゴリ 映画

Typical love story filled with Christmas spirit all around. Will Adam end up being with fancy flashy Pricilla or charming naïveté Wendy?

Enjoyed all the interior designs in the movie. Priscilla's apartment is just breathtaking. Would love to have her bedroom. Looking at Wendy and Adam doing the Christmas decorations brought me nostalgia. This year, I'm definitely getting myself a real Christmas tree

2015年11月10日

読書状況 観終わった [2015年11月10日]
カテゴリ 映画

飛行機の中で鑑賞。
この世界観たまらなく好き。ゆったりとした時間の流れも、布を裁つ音の響きも、一生大切に着たいと思わせる洋服も、チーズスフレも、ミシン部屋も、図書館も、街並みも、市江のお母さんのポットも。
所々ファンタジックな展開で驚きもしたけれど、漫画が原作ならではなのかな。
こんなふうに丁寧に毎日過ごしたいなー。洋服もやっぱりいつか作れるようになりたい。まずはミシンの購入から。

2015年11月10日

読書状況 観終わった [2015年10月1日]
カテゴリ 映画

短編がどうしても苦手だった私だけれど、これは本当に面白かった。短編なのに一つ一つが濃密で、ずっと読んでいたくて、わざとノロノロ読んでたくらい。どれも最後にゾクッとするので、夜一人で部屋で読むのが怖かった。

2015年11月10日

読書状況 読み終わった [2015年7月15日]
カテゴリ 和書
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