綿谷ノボルはわたしの対峙している世界そのもの。圧倒的に「正しく」て、強くて、反論や抵抗の余地がないように思えるものに対して、まさに孤軍奮闘といった風情の主人公を見ていると、ああ、と思う。自分を少しでもまともに保ち、自分の人生を生きるというのはほんとうにむずかしくてこわい。井戸に潜りたくもなりますほんと。
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- 感想投稿日 : 2013年5月27日
- 読了日 : 2013年5月24日
- 本棚登録日 : 2013年5月24日
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