火星に住むつもりかい?

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本棚登録 : 3072
レビュー : 449
著者 :
きゆさん novel   読み終わった 

最初からいきなり気分のよくない話が続く。重苦しい。本当にありそうななさそうな、でも本当にあったらどうしよう。

平和警察。一般市民から危険人物を炙り出し、公開処刑する。普通の人たち、ほんの少しだけ疑問を持った一市民たちが、勾留され、尋問、拷問され、処罰される。
高校生同士のいじめ、諍い。
女子高生たちを連れ去り襲う大学のサークル。

これらが、謎の人物により阻止される。正義の味方とは一体何者なのか。目的は。

嫌な話続きだったのに、そこから謎が深まり気になってくる。読む手が止まらない。これが第二部まで。

第三部からは正義の味方、警察が言うところの「犯人」の一人称で進む。祖父の死。父の死。その後の、妻の死。知り合いの死。

この辺から話のスピードが上がってきた。どうなるの。罪のない人たちを守ってくれるの。

正義の味方を誘き出すための、高校生の公開処刑。そう言いながら処刑の真似が本物の処刑になるかもしれない危うさ。寸前までの息を呑む展開。

もしかして、正義の味方と金子ゼミを繋いだあの人も、最後のこの客も、変装…というかそもそも本当のところはどっちなのか。
爆死とか、トップのすげ替え操作とか…侮れない。


真壁のキャラは、最近観たアニメの刑事とあまりにイメージが近くて、つい重ねてしまった。マイペースだけど正義感の強いあの人。二瓶の気持ちからすると、飄々としてるのに鋭くてどこか気を許せないタイプ。第一印象は平和警察と紙一重な感もあったのだが。

火星でも散髪屋やりたいのかな、久慈さん。火星ちっとも関係なかったけど。強引にタイトルと結びつけてあるのに英語の意味は違うんですか。でもこっちの解釈もイイ。

レビュー投稿日
2015年9月25日
読了日
2015年9月25日
本棚登録日
2015年9月25日
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