新宿TOHOで鑑賞。
とにかく声優たちがみんないい仕事をしている。といっても、専門の声優さんではなくて役者たちを起用しているのだが、これが本当に聞きやすくて、しかも説得力のある台詞を語っていく。広瀬すずは、テレビとかで見るとバカっぽいのに役者のときはきちんとやる奴。感心した。
さてストーリーとしては、なかなかテーマとしては扱いづらい「父と子」という関係を真正面から描いている。ここには「母親」はほとんど現われない(それは熊徹のライバルである猪王山一家の描き方もそうで、母親はほとんど姿を現わさない)。それできちんと最後までぶれなく話が進むのだから私は感心した。瑕瑾を言えば、最初から物語の真の悪役が何となく分かっちゃうところ。ここはもうちょっと観客を騙してほしかったなぁ。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
非ホラー部門
- 感想投稿日 : 2015年7月27日
- 読了日 : 2015年7月27日
- 本棚登録日 : 2015年7月27日
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