樫乃木美大の奇妙な住人 長原あざみ、最初の事件 (角川文庫)

  • KADOKAWA (2016年3月25日発売)
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本棚登録 : 165
感想 : 14
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美大が舞台だけあって、美大ならではの事件が起こり、主人公はそれらに巻き込まれる形で推理や解決に繋がっていく。全五話の短編で構成されているけれど、完全な一話完結型ではない。最終話ではきっちりそれまでの伏線が回収されているし、主人公の明確な成長も見られる。専門的ではあるけれど見事に学校の雰囲気が伝わって来るし、各々が自分の作品と真摯に向き合う姿勢も美大生の青春らしくて良い。話を追う毎に個性的な登場人物達に愛着が沸いたり、自分も樫乃木美大の一員のような気持ちで読み進められた。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 漫画,ライトノベル (未読,完結)
感想投稿日 : 2018年3月18日
読了日 : 2018年3月18日
本棚登録日 : 2017年2月12日

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