ほんとうは、どうなの? 原子力問題のウソ・マコト

  • PHP研究所 (2004年12月16日発売)
2.91
  • (0)
  • (2)
  • (7)
  • (1)
  • (1)
本棚登録 : 23
感想 : 8
3

中立的立場で書かれた客観的意見を読みたい、と思ったのですが、残念ながらこの本はそうではなかったように思います。
作者は中立的立場で・・・と言っていますが、どう考えても推進派です。また、本文は知識人との対談形式であり、その対談を行った知識人も全員原子力推進派です。
そのために、ほぼ全文原子力発電を称賛する内容になっています。

私はアンチ原子力発電というわけではないし、もちろん原子力発電が現在の日本に欠かせないものになっているということは十分理解しているのですが・・・・色々な角度から論じたものが読みたかったので私が思っていたものとは違っていました。

この本の主な論点は、「プルサーマル」「安全性」「費用」といったところでした。
作者や知識人らの「意見」はともかく、事実について述べた箇所は参考になりました。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: その他
感想投稿日 : 2011年3月20日
読了日 : 2011年3月20日
本棚登録日 : 2011年3月20日

みんなの感想をみる

コメント 0件

ツイートする