昨年夏頃からかけてやっとたどり着いた最終巻。
ドラマ等では数多くの美談が残されている忠臣蔵だが、この本はできる限り事実を取り入れようとしている。
途中途中で時代考証や異説への反駁が入る為ストーリーとしての流れは追いづらい面がある。
しかしながら元禄時代の金銀のやり取りやら文化やら地名やらが詳細まで誤魔化されず記されており、読みごたえのある本でした。
確かに、注釈やあとがきで書かれていたら読まないだろうな。美辞麗句が並べ立てられている本よりもいいと思う。
さて、これで胸を張って浅野を名乗る事ができまする。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2012年3月19日
- 読了日 : 2012年3月19日
- 本棚登録日 : 2012年3月19日
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