幽女の如き怨むもの (ミステリー・リーグ)

3.78
  • (33)
  • (87)
  • (57)
  • (7)
  • (1)
本棚登録 : 404
レビュー : 84
著者 :
mametarou77さん ミステリー   読み終わった 

今更登録、85点。

**
戦前、戦中、戦後にわたる三軒の遊郭で起きた三人の花魁が絡む不可解な連続身投げ事件。
誰もいないはずの階段から聞こえる足音、窓から逆さまに部屋をのぞき込むなにか……。
大人気の刀城言耶シリーズ最新書き下ろし長編!
「BOOK」データベースより
**

刀城シリーズ最新刊、初刊の『厭魅の如き憑くもの』から考えると文章が非常にこなれて来て楽しく読める作品。
逆に言えば、『厭魅~』の頃のテキストで第一世代の、緋桜の独白型の日記を延々読まされていたらきっとこの評価には落ち着かなかったように思います。
作品そのものは今作は今までの作品と大きく違い、ミステリ小説的な謎の部分がどうもあやふやで、不可解な死が続く、というのは確かにミステリのテーマにもなりますが、
一方で究極的には偶然だった、と片付けることも可能。
この著者の作品を読み続けている人間からすればそうは落とされないだろうという思いはありますが、この謎だけで話を引っ張れるほどの牽引力には欠けるかなという印象。

結末に関しては、そこまでインパクトが強くないのも少しだけ残念、私個人としてはやはり『厭魅~』の時の印象が強いだけに期待し過ぎていたのかも知れませんが。

レビュー投稿日
2012年8月8日
読了日
2012年5月
本棚登録日
2012年8月8日
0
ツイートする
このエントリーをはてなブックマークに追加

『幽女の如き怨むもの (ミステリー・リーグ...』のレビューをもっとみる

『幽女の如き怨むもの (ミステリー・リーグ)』のレビューへのコメント

まだコメントはありません。

コメントをする場合は、ログインしてください。
ツイートする