恋愛のもどかしさ、人とうまく心を通わせられないもどかしさ…あるある。と共感しながら読み進めた。二人の視点を交互に入れていくので、自然とどちらにも感情移入できる構成。
どんな人にも、踏み込みにくい領域というのはあると思う。いろんな過去が積み重なった上にいまがある。その過去が簡単には踏み込めないものであっても、まずは知る、認めること。そしてまっすぐにいまの目の前の人を見ること。そういうちょっとした無遠慮さ、心の中に入っていく勇気も人を救うために必要なことだと思う。
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- 感想投稿日 : 2020年8月30日
- 本棚登録日 : 2020年8月22日
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