オンナを味方にして仕事をする本: なぜあなたは女性とうまくいかないのか? 奇跡の12週解決トレーニング

著者 :
  • 成甲書房 (2004年11月1日発売)
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あなたは女性とのコミュニケーションに自信がありますか。今の時代、女性を活かさなければ男も組織も生き残れません。たった12週間で、女性が苦手でなくなり、しかも女性から信頼される自分になるノウハウを伝授します。(Amazon.co.jpより)

先日、久しぶりに古本屋さんに立ち寄ってみた。オモシロそうな本はないかなぁ?と物色していると、本著のタイトルが目に留まる。オンナを味方にか・・・。スゴいタイトルだな。私の場合、女性をオンナという意識で接してしまうと事業がまず立ち行かなくなる。とはいえ、インパクトをつけるための販売戦略なんだろうと思いながら、ついどんな内容なのかと目次読み。なるほど。女性とのコミュニケーション法について書かれているみたい。ビジネスシーンにおいての対女性コミュニケーションって読んだことがなかったので、そのまま購入。

さっそく読後の感想ですが、いざ読んでみると素晴らしい内容に驚く。女性との円滑なコミュニケーション法はもちろん、いかに女性力を業績向上にフィットさせるかとか、女性の心理特性の把握の仕方とか、女性に信頼されるプロデュース法とか、参考になる部分がとても多い。ただ、ベースとしては常識ある人間としての立ち振る舞いについて多く割かれており、女性は一挙手一投足をしっかり見ているということ。

特になるほどなぁと思ったコンテンツを備忘メモ。

・男は「方向性と結果」、女は「関係性とプロセス」

・厳しい意見をくれる女性社員を見つける

・飲み会に権力を持ち込むのはタブー

・自分を主張するより、相手の「片目」を見る

・ポジティブとネガティブの振れ幅を意識する

・好意は必須!でも「好き」と言わせたら負け

・顧客からの良い反応はオーバーアクションで伝える

・接客サービス業での女性マネジメント

・女性社員の採用基準のポイントとは

・女性のリーダーには「プチギブアップ」をさせよう

コーチングやNLP関連の書籍をいくつか読んできたが、共通する部分が多く著者の経験値が高さが伺えた。プロフィールを拝見すると、風俗店・飲食店をチェーン展開している経営者とのことで、なるほどなぁと納得。いわゆる人心掌握術とは、巧みな話術を駆使して洗脳させるのではなく、常識的な考えを当たり前に実行できる人間が修得できるのだと実感。経営者としての立ち振る舞いについて、襟を正していただいた気がする。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 起業・経営
感想投稿日 : 2013年1月14日
読了日 : 2013年1月14日
本棚登録日 : 2013年1月14日

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