のぞきめ

著者 :
  • 角川書店(角川グループパブリッシング) (2012年11月30日発売)
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本棚登録 : 416
感想 : 63
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禁じられた廃村に紛れ込み恐怖の体験をしたあげく、次々怪異に襲われる若者たち。そこは「弔い村」の異名をもち「のぞきめ」という化物の伝承が残る、曰くつきの村だった──。ミステリとホラーの絶妙な融合!

覗かれている、という現象を突き詰めて描くことで、何とも言えない気味の悪さ、怖さを演出していて良かった。すごい怖いというわけではないのだけれど、ふと思い出すと途端に不安になる、そんな嫌な想像力をかき立ててくれる作品。しばらく一人の夜が怖い。
ただこの人の作品は初めてなので今回だけなのかもしれないけれど、ともかく固有名詞が難しく読み辛い。全てにルビが振ってあるわけがないので、どうしても読み方を思い出す為にテンポが悪くなる。村の名前も登場人物の名前も、何でこんなに捻ってるのとつっこみたいレベル。
話自体は序章が少々読んでてしんどかったけど、二章・三章の物語部分はすらすら読めた。同じ現象を二つの時間軸で描くというのは面白い。終章でああそういう事かと納得する部分もあれば、納得行かない部分もあった。のぞきめが実在の少女であったなら、人体を捻るような死に方は無理じゃないか?とか。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 図書館
感想投稿日 : 2019年3月15日
読了日 : 2018年12月18日
本棚登録日 : 2018年12月18日

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