聲の形(7)<完> (講談社コミックス)

著者 :
  • 講談社 (2014年12月17日発売)
4.18
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本棚登録 : 1993
感想 : 134
4

硝子を庇って大怪我を負い、眠り続ける将也。
前を向くと決めた硝子は、絶望の中、壊してしまったものを取り戻そうと動き出す。
バラバラになった仲間達の「こえ」にそっと耳を澄ませる…。
繋がる想い、そして再開した映画作り。
時を刻み始めた彼らの世界に待ち受ける未来は——。

目覚めてそのまま病院を抜け出し、泣いている硝子と再会を果たすとか…そんな少女漫画的展開がこの作品であるとは思ってなかったよ。
もう完全にこれ両思いじゃんね。将也的には硝子への気持ちはどのくらい自覚あるんだろうか…。でも進路のことで遠くへ行くのを止めようとした辺り、やっぱまだ無自覚なのかな。
とりあえずお母さん達が将也の退院祝いですっかり意気投合して、仲良くなったのが何故かものすごく嬉しかった。
そして皆との再会。うん、まぁこの辺はやっぱ青春を感じますね。でも何とか仲直りできてよかった。
映画が審査で猛烈なダメ出しをされて、仕方ないのかもだけどちょっとあんまりにも酷いイベントだなと。これ若い芽潰すどころか引きちぎってるよね。
皆進路について考え、そうして時は流れて成人式へ…と最後はわりと駆け足だったけど、いい感じにまとまっていてよい作品でした。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 借り物漫画
感想投稿日 : 2016年12月21日
読了日 : 2016年12月14日
本棚登録日 : 2016年12月14日

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