島井宗室、博多の商人としてタイトルの如く気骨稜々と生きた人。
読み始めは、名もない商人から血気盛んに頭角をあらわす生き様にぐいぐいと物語に引き込まれたけれど、後半、織田、豊臣と大きな力に抗えず政へ身を投じざるを得なくなってからはイマイチ魅力を感じなくなってしまった。当人の苦悩はわからなくもないけれど、どうも気骨の部分が感じにくい…。変わりゆく時代はあまりにも淡々と描かれていて、夢中になりきれず…。
とりあえず幕末以外の時代物を初めて読みましたとさ。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2014年10月25日
- 読了日 : 2014年10月25日
- 本棚登録日 : 2014年10月25日
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