別府さんの感想・レビュー

記憶／物語 (思考のフロンティア)

著者 : 岡真理

• 岩波書店 (2000年2月21日発売)

【目次】
はじめに　[iii-xvi]
目次　[xvii-xviii]

I　記憶の表象と物語の限界　001
第1章　記憶の主体　001
1　到来する記憶　001
2　余剰と暴力　005

第2章　出来事の表象　011
1　小説という語り　011
2　表象しうる現実の外部　015

第3章　物語の陥穽　024
1　虚構のリアリズム　024
2　出来事の現実　029
3　物語への欲望　035
4　物語の欺瞞／欺瞞の物語　044
5　否認される他者　053

第4章　記憶のポリティクス　056
1　傷痍兵という出来事　056
2　記憶を語るということ　060
3　否認の共犯者　066

II　表象の不可能性を超えて　075
第1章　転移する記憶　075
1　外部の他者へ至る道筋　075
2　ヘル・ウィズ・ベイブ・ルース　077

第2章　領有することの不可能性　082
1　封印される余剰　082
2　偽りのプロット　085
3　単独性・痕跡・他者　092

第3章　出来事を生きる　099
1　出来事の帰属　099
2　難民的生の生成　102

III　基本文献案内　113

あとがき（2000年1月　岡真理）　[121-123]

感想投稿日 : 2016年10月6日

読了日 : 2014年11月22日

本棚登録日 : 2013年8月30日