官僚制批判の論理と心理 - デモクラシーの友と敵 (2011-09-25T00:00:00.000)

著者 :
  • 中央公論新社 (2011年9月22日発売)
3.56
  • (8)
  • (21)
  • (15)
  • (8)
  • (0)
本棚登録 : 199
感想 : 20

【目次】
はじめに [i-xi]
1――官僚制をテーマ化する意味  
2――思想史というアプローチ  
凡例 [xii]
目次 [xiii-xvi]

第I章 リヴァイアサンとロマン主義 003
1――概念の成立の遅さ  004
2――オイコスと近代  013
3――父長制と連続する官僚制  016
4――官僚制批判のロマン主義的ルーツ  024

第II章 デモクラシーと官僚制 031
1――ウェーバーの時代  032
2――ロベルト・ミヘルスとデモクラシーの逆説  036
3――宗教社会学と支配の社会学――聖フランチェスコをめぐって  040
4――トクヴィルと官僚制化の情念  046
5――ミルとジンメル  051

第III章 「正当性の危機」から新自由主義へ 057
1――ルソーとウェーバー  058
2――官僚制の正当性  062
3――ハーバーマス『後期資本主義における正当化の諸問題』  070
4――テクノクラート支配への批判   075
5――日本における官僚優位論  079
6――一九九○年代と官僚バッシングの噴出  084
7――新自由主義と絡め取りの論理  087

第IV章 「鉄の檻」以後のカリスマの問題 097
1――近代の時代診断とカリスマへの期待  098
2――日本官僚制論の構図  103
3――リキッド・モダニティと「鉄の椎」の変容  109
4――決定の負荷と新自由主義の強さ  113
5――鉄の機(Iron Cage)という訳語  117
6――カフカと「ふつうの人」  120
7――アソシエーションの両義性  126

第V章 読み直されるウェーバーの官僚制論 135
1――グローバル化のなかで  136
2――比較類型論の復権  140
3――新ウェーバー型国家  143
4――ウェーバーを読む位置について  147

結語 152

文献案内 [159-178]
あとがき(二〇一一年六月 カフェゆんげにて 野口雅弘) [179-182]
索引 [184-187]

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 311.政治学
感想投稿日 : 2016年8月19日
読了日 : 2017年5月25日
本棚登録日 : 2015年8月24日

みんなの感想をみる

ツイートする