日本人がグローバル資本主義を生き抜くための経済学入門 もう代案はありません

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レビュー : 161
著者 :
別府さん 330.経済学 総合   読み終わった 

金融工学が専門らしいブロガーが一般向けに書いた、経済学初歩解説+政策提言の(よくあるタイプの)本。
 市場原理をなるべく優先するサイド立場からの視点で、面白いところもある。が、経済学素人向けなら自説の主張が強引でも構わないと著者は思ってるのかもしれない。

(感想)
・既存の大学教科書にある内容を、読者に分かりやすく噛み砕いているので、その部分は多くの人にとって有用のはず。
・反教科書と言いつつ教科書によっている部分も多いのは、ごく普通のことなので問題ないと思います。「反社会学」だってそうだし。
・プロフに外資系企業勤務ってあるけど、「外国の会社の日本支社に勤務してる」ってことですよね? 投資銀行勤務じゃだめなのかな。これはすごい脱線だけど。

・本書90頁の文章。
《何といっても無限等比級数が出てくるあたりが何となく高級そうな理論に見えて、そのあたりが彼ら法学部卒業生を駆り立てるのでしょう。そんな東大法学部出身の彼らは、不景気になると得意げな顔をしてケインズの乗数理論を使って、瀬戸内海に何本も橋をかけたりしました。》
 こう言って(駆り立てたものが何かわからんのは置いといて)官僚を小ばかにしたつもりなんだろうけど、よりによって級数って。揶揄ならひねってくれないとつまらない。

・そういえば、ある学者の対談本によれば、1990年代の消費税引き上げ時に、ケインズ理論は死んだといって某有名経済学者に説法した大蔵官僚もいたらしいとか(うろ覚え)。

レビュー投稿日
2014年8月5日
読了日
2014年8月5日
本棚登録日
2014年8月5日
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