未開社会における性と抑圧 (ちくま学芸文庫)

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別府さん 380.文化・風俗   いま読んでる 

原題:Sex and Repression in Savage Society (原著第4版)
著者:Bronislaw Kasper Malinowski (1884-1942)
訳者:阿部 年晴 (1938-)
訳者:真崎 義博 (1947-) 
デザイン:神田昇和

【書誌情報】
シリーズ:ちくま学芸文庫
定価:本体1,200円+税
Cコード:0139
整理番号:マ-42-1
刊行日: 2017/01/10
判型:文庫判
ページ数:336
ISBN:978-4-480-09775-0
JANコード:9784480097750

「エディプス・コンプレックスはあらゆる社会に存在する」とフロイトは説いたが、マリノフスキーはこの仮説に対し民族誌的資料を駆使し、それが近代西欧の家父長制的社会特有の現象であると根底から相対化してみせた。近代的社会人類学の確立者として学説史に不朽の名を刻んだマリノフスキーが、性において人類の内なる自然と文化的力との相互作用のドラマを考察した古典的名著で、家族の起源、近親相姦の禁忌、父系制と母系制との関係等いまだ多くの示唆を与えてくれる。また、文化の概念をはじめ、彼の主要な理論、概念が展望でき、マリノフスキー理解の恰好な入門ともなっている。
http://www.chikumashobo.co.jp/product/9784480097750/


【目次】
序文(B・M ロンドン経済大学人類学科 1927年2月) [003-008]
目次 [009-012]
タイトル [013]
題辞 [014]

第一部 コンプレックスの形成 
I 問題点 015
II 父権制と母権制における家族 021
III 家族劇の第一幕 031
IV 母権制における父性 038
V 幼児期の性欲 046
VI 生活の見習い 053
VII 子供時代後期における性欲 061
VIII 思春期 072
IX 母権制のコンプレックス 086


第二部 伝承の鏡 
I 母権制におけるコンプレックスと神話 097
II 疾病と倒錯 098
III 夢と行為 104
IV わいせつなものと神話 118


第三部 精神分析と人類学
I 精神分析と社会科学との間の裂け目 151
II 「抑圧されたコンプレックス」 157
III 文化を生んだ原初のできごと 163
IV 父親殺しの結果 169
V 最初の父親殺しの分析 174
VI コンプレックスか情操か 189


第四部 本能と文化
I 自然から文化へ 195
II 発生期の文化の揺籃としての家族 200
III 動物と人間における発情と性交 208
IV 婚姻関係 216
V 親としての愛 222
VI 人間における家族のきずなの持続性 232
VII 人間の本能の可塑性 238
VIII 本能から情操へ 241
IX 母子関係と近親相姦への誘惑 254
X 権威と抑圧 263
XI 父権と母権 272
XII 文科とコンプレックス 281

訳注 [289-206]
解説(阿部年晴) [297-331]
I 原著 297
II 著者 298
III 本書の構成 300
IV 主題――文化における性―― 302
V 文化と性の抑圧 309
VI 人類進化における性の抑圧 322
注 329

レビュー投稿日
2019年7月27日
本棚登録日
2017年9月7日
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